任意整理をすると奨学金の返済はどうなる?

任意整理をしている方で奨学金の扱いをどうするか、で迷われている方もいると思います。任意整理は、整理する対象の業者を任意で選ぶことができるので、奨学金を整理の対象から外すこともできます。

任意整理をすると奨学金の返済は?
ねーねーっ!先生ーっ!
そういえばっ、任意整理をするときに奨学金を借りているのを思い出したんだけどっ、奨学金を任意整理で整理しちゃうとどうなるのかなーっ。
ふむ、これも最近多い質問だね。
返済義務のある奨学金(貸与奨学金)は借りるときに保証人を用意することが多いね。だから債務整理をすると、奨学金の請求は保証人に行くことになるんだ。
ふーん、そうなんだー。じゃあ奨学金を債務整理の対象にしてしまうと保証人に迷惑が掛かってしまう可能性もあるってことだよねー。
それだと奨学金が理由で債務整理を躊躇しちゃう人も多そうだね。。
そうだね、ただ任意整理なら債務整理の対象から奨学金を外すこともできるから、保証人に迷惑をかけたくない場合には、任意整理にして保証金だけは普通に返済する方法もアリだね。
  • 奨学金を任意整理の対象にすると、奨学金の請求は保証人にいく
  • 親が任意整理をしても、子供の奨学金には影響ない。
任意整理でいくら借金が減るのか? 今すぐ無料診断してみよう

奨学金を任意整理の対象にするとどうなる?

大学生や大学院生の方で奨学金を利用して進学している方というのは非常に多いです。公益財団法人生命保険文化センターの調査(平成22年度)によると、奨学金制度を利用している大学生の割合は、大学の学部コースでなんと全体の50.7%、大学院修士課程で59.5%、博士課程ではなんと65.6%となっています。

奨学金
奨学金とは能力の高い学生に修学に必要な学費を貸与する仕組みのことで、これも大きな分類では借金の一つです。奨学金には、返済の必要がある貸与奨学金と、返済の必要のない給付奨学金の2種類があるが、日本での一般的な「奨学金」はほとんどの場合、貸与型のものをいいます。

 
このように多くの学生が利用している奨学金ですが、任意整理や債務整理のときの足枷となって頭を悩ませる方も多いようです。この記事では、まずは奨学金の性質や債務整理をするとどうなるか、などについて説明していきます。

奨学金の債権者って誰なの?

jasso
奨学金という制度は、日本学生支援機構(JASSO・通称:ジャッソ)が貸付をおこなっています。

学生を対象とした貸与奨学金事業や留学支援、外国人留学生の受入支援などをおこなう独立行政法人です。奨学金の債権者もこの日本学生支援機構になります。

 

奨学金の返済を延滞するとブラックリストに載る?

奨学金の貸付をおこなっている日本学生支援機構(JASSO)は、2008年11月に全国銀行協会が運営する個人信用情報機関の1つである「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」に加盟しています。またそれとほぼ同時期に、JASSOは奨学金の返還促進に関する有識者会議を開き、奨学金の返済が3カ月以上滞った人の延滞情報を上記JBAに登録することを発表しました。

これにより、奨学金の返済が3カ月以上滞った場合には、全ての金融機関が参照する信用情報機関に延滞情報が登録されてしまうため、クレジットカードの審査がとおらない、ローンが組めなくなる、などの問題が生じる可能性があります。

 

奨学金を任意整理すると請求は保証人にいく

奨学金を任意整理などの債務整理で整理すると、請求は自動的に保証人である親などの家族・親族にいくケースが多いです。任意整理は、整理対象の業者を任意で選ぶことができますので、この保証人に請求がいってしまうことを避けるために任意整理の対象から奨学金を外す方もいます。しかし任意整理の対象から奨学金を外す場合には、当然、奨学金は今まで通り支払う必要があります。

また個人再生(民事再生)や自己破産によって債務整理をする場合には、債権者を選ぶことはできませんので強制的に奨学金も整理対象になります。つまり個人再生や自己破産をする場合には、保証人に請求が回ることになります。

 

親が任意整理をおこなった場合のお子さんの奨学金への影響は?

逆に親が任意整理をおこなった場合ですが、任意整理をおこなうと同時に親の個人情報は、信用情報機関に登録されます。(参考:任意整理の事故情報の登録期間はいつから?)。

信用情報機関に登録されるのは、あくまで本人のみなので親がブラックリスト登録されたからといって、それが理由でお子さんが奨学金を借りれなくなったり、クレジットカードが作れなくなったり、ローンが組めなくなる、といったことはありません。これは親が自己破産した場合でも同様です。

任意整理をしていると保証人になれない可能性はある

ただし、貸与奨学金を借りるには保証人が必要ですが、親が信用情報機関に事故情報登録されている場合にはこの保証人になることを断られるケースがあります。その場合でも、最近では奨学金のための保証会社などもありますので、奨学金が借りれないということはないと考えられます。

ふーんっ、なるほどーっ!
奨学金もやっぱりれっきとした借金なんだなーっ! ちゃんと返さないと色々面倒ごとになりそうだねっ。
そうだね、どうしても奨学金の返済も含めて借金の返済が困難になった場合には、早めに弁護士に相談するようにしたほうがいいかもしれないね。
まずは弁護士に無料相談したい方へ。おすすめ法律事務所はこちら

ページの先頭に戻る