任意整理の将来利息カットで借金がどのくらい減る?

任意整理では、将来に渡ってかかる利息をカットするよう交渉することが一般的です。「たかが利息」と思われるかもしれませんが、消費者金融のような高金利の借金の場合、将来利息をカットするだけでも非常に大きな違いになります。

任意整理の将来利息カットで借金はどのくらい減る?!
ねえねえ、先生ー!
任意整理のメリットとして「将来利息がカットできる」っていうのはわかったんだけど、具体的にそれでどのくらい借金が減るのかなー?!
借金の金額が大きくて、また返済期間が長くなるほど利息負担は大きくなる。特にキャッシングなどの消費者金融は、利息制限法の上限ギリギリの高い利息を設定することが多いため、将来利息があるかないかで総返済額はかなり違ってくるはずだ。
ふーん、そうなんだー。例えばだけど、200万円の借金を任意整理で3年間かけて返済していく場合、将来利息15%で考えるとどのくらい返済額に違いがでてくるのー?!
金利の返済方法にもよるけど、元利均等返済の場合、200万円で年利15%なら3年間で49万円の利息負担になるんだ。月々の返済額も利息分だけで1万4000円近く変わってくるだろうね。

 
以前に「任意整理なら将来利息や未払利息をカットできる」でも解説したように、任意整理では将来に渡ってかかる利息についても免除して貰えるよう交渉することが一般的です。

恐るべき”金利”の魔力!利息負担だけで大幅に返済額が変わる?!

あまり利息計算に詳しくない方からすると、利息だけ免除されても借金元本そのものが減らないと意味がないと思われるかもしれませんが、金利の魔力というのは実は物凄いものがあります。

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“元利均等返済”と”元金均等返済”って何?!

まずは利息の正しい計算方式を理解しましょう。利息の計算方法を理解することで、将来に渡って一体どのくらいの利息負担が発生することになるのかを正確に把握することができます。

利息の計算方式には、「元金均等返済」「元利均等返済」の2つの方法があります。

元金均等返済

元金均等返済方式とは、借金の元本の返済額が常に一定になる返済方法です。毎月の返済額は最初ほど負担が重く、徐々に返済額が小さくなっていきます。

元金均等返済
借金の元本を毎月均等に一定額ずつ返済する方式です。例えば72万円の借金を24カ月、金利18%で返済する場合、毎月「3万円(固定)+金利」を返済する方法になります。返済する金利分が毎月異なるため、月々の返済額は一定にはなりません。

 
元金等返済方式をイメージで表すと以下の図のようになります。元金等返済方式の特徴は、「毎月の返済額は一定にはならない」ということと、後に説明する「元利返済方式よりも返済期間が短くなり、利息負担も減る」というところがポイントです。

 
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この実例でいうと、1カ月目の返済額は40,652円と約4万円になります。一方、最終月の24カ月目の返済額は30,444円で約3万円にまで減少します。徐々に返済額が減っていくわけですね。また支払利息の総額は約10万円になります。

次は対する「元利均等返済」について解説します。

元利均等返済

元利均等返済方式とは、逆に「毎月の返済額を一定にする」ことを前提とする方式です。そのため、毎月の元本返済分は一定にはなりません。この方法で返済を行っている方が多いのではないかと思います。

元利均等返済
毎月一定額ずつ返済するように計算された返済方式。「借金の元本返済分+金利支払い分」の合計額が毎月一定になるため、借金の元本返済そのものは一定ではなく、最初ほど元本返済の割合が少なくなります。

 
元利均等返済方式をイメージで表すと以下の図のようになります。元利均等返済方式の特徴は、「毎月の返済額が一定になる」「元本返済額は最初ほど割合が少なく、徐々に大きくなる」というところがポイントです。

 
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この実例でいうと、毎月の返済額は35,945円で約3万5000円で一定になります。24カ月間、毎月3万5千円を返済すればよく、返済額が変動することは原則ありません。 家計管理は楽になりますが、支払利息の総額は142,688円で約14万円と元金均等返済方式よりも多くなります。

さて、利息計算の方法がわかったところで、実際にどのくらいの金利が任意整理によって浮くのかを計算してみましょう。

任意整理の将来利息カットで借金が50万円も減る?!

冒頭での例でも挙げたような、借金の元本200万円、金利15%、返済期間3年間というのを想定してみましょう。まずは元金均等返済と、元利均等返済方式でそれぞれの利息額を計算してみます。

元金均等返済 元利均等返済 任意整理で利息カット
借入額 200万円 200万円 200万円
将来金利 18% 18% 免除
毎月の返済額 初月:80213円
最終月:56240円
69330円 55555円
支払利息総額 456164円 495904円 0円
返済総額 約245万円 約250万円 約200万円

 
金利15%は利息制限法で認められた法定金利ですが、ご覧のとおり任意整理で利息をカットした場合と比較して、最大で50万円相当の差がつくことがわかります。

これは、結果として借金を50万円減額できたのと同じことになります。また毎月の返済額も約15000円程度、楽になります。このように任意整理で将来利息をカットできると、借金の返済においては大きなメリットがあります。

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