任意整理はいくらからできるの?
「任意整理はいくらからできる?」という質問を見かけることがときどきあります。結論からいうと任意整理は借金いくらからできる、という性質のものではありません。
任意整理って「いくらからできる」とか、逆に「いくら以上だとできない」とかってあるのかなーっ?!
- 任意整理にはいくらからできる、という制限はない
- 任意整理は取引歴が長く過払い利息が大きいほどメリットが強い
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任意整理に借金の額はあまり関係ないって本当?!
任意整理は借金がいくらぐらいになったらしたほうがいいのか、を検討されている方もいるかと思いますが、借金の額の大きさと任意整理はあまり関係がありません。
借金が100万円でも、3000万円でも、返済困難に陥って今後返済できる目途が立たない、生活費が圧迫されて資金繰りに苦しんでいる、という状態であれば借金の額に関わらず任意整理を検討すべきだと思います。
任意整理のメリットは主に取引歴の長さで決まります。「利息制限法に基づく引き直し計算(利息再計算)の方法」でも詳しく解説していますが、任意整理はグレーゾーン金利(利息制限法で決められた上限20%を超える高い金利)で長く返済していればいるほど、借金を整理したときに大幅に借金が減る可能性があります。
5年以上に渡って借金を返済しているような人であれば、任意整理をすることで借金が0円になったり、さらに良いケースだと過払い金が発生していて数十万~数百万円単位でお金を取り戻せる可能性もあります。
判断基準は、和解後の借金残高を3~5年で返済できるか?
任意整理で借金を整理するかどうかの判断の目安になるのは、借金がいくらぐらいあるか、よりも利息引き直し計算後の借金残高を3年(長くても5年)で返済できるかどうか、というポイントです。
長年、貸金業者との取引履歴があったとしても、利息制限法などの法定金利を守った低い利息で借りているお金で、かつ将来利息のカットが見込めないケースであれば、任意整理をするメリットはあまりありません。
利息引き直し計算後の借金残高を3年(36回払い)で返済できそうであれば任意整理がおすすめですが、とても3年では支払えそうにない状況であれば個人再生や自己破産を選択したほうが借金の減額幅も大きいので適切かもしれません。
まずは借金の残高をしっかり計算して、実現可能な返済計画を練ることが重要だね。自分で計算するのが難しい場合は弁護士などに相談するといいよ。
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