クレディセゾン(セゾンカード)の過払い金請求と回収率は?

クレディセゾンはカード会員総数で2515万人(2014年決算)、稼働会員数は1495万人を誇る巨大なカード会社です。 クレディセゾンで過払い金の対象となるのは「セゾンカード」と「UCカード」の2つです。過去にこれらのカードでキャッシングをしていた方は過払い金が発生している可能性があります。

クレディセゾンの過払い金請求の方法は?!
ねえねえ、先生ー!
クレディセゾンのカード(セゾンカードやUCカード)を過去に利用していた方で、過払い金が発生している可能性ってあるのかなー?
そうだね、クレディセゾンは過去にセゾンカードのキャッシングで24~25%、UCカードのキャッシングで27.8%という利息制限法に違反する高い金利で貸付を行っていたことがあるから、その時期に取引があった場合には過払い金が発生している可能性はあるね。
ふーん、そうなんだー。時期的にはいつ頃までにセゾンカード等でキャッシングをしていた人が対象になるのかなー?!
ここ数年で新規でカードを作ったりキャッシングした人は対象にならないのー?
セゾンカードは2007年7月14日に、UCカードは2007年6月11日にそれぞれ貸出金利を実質年率18.0%にまで引き下げを実施しているね。つまり2007年6月以前からクレディセゾンのカードでキャッシングしていた場合には過払いの可能性がある。

 
クレディセゾンの発行する「セゾンカード」または「UCカード」で2007年以前からキャッシングでの取引があった場合には、過払い金が発生している可能性があります。ただし、過払い金の時効は最終取引日から10年なので、既に完済から10年以上が経過している場合は過払い金を請求することはできません。(過払い金の時効について

クレディセゾンの過払い金請求のポイントは?!

クレディセゾンはカードのキャッシングにおいて、過去に利息制限法を超える高い金利で貸付を行っているため、過払い金の対象業者になります。

ただしセゾンキャッシングの場合は、2007年7月からの金利改定を「既存残高」にも適用する、という非常に良心的な対応を取っていたため、他のキャッシング業者と比較して過払い金が少なくなる可能性があります。

クレディセゾンの金利改定の時期について

クレディセゾンは平成19年3月28日のプレスリリースで、「キャッシング金利引き下げに関するお知らせ」を発表して、それぞれセゾンキャッシングとUCキャッシング(1回払い)についてそれぞれ以下の実質年率に改定することを告知しました。

キャッシング 改定前金利 改定後金利 適用日
セゾンカード 24%~25% ~18.0% 平成19年7月14日
UCカード 27.8% ~18.0% 平成19年6月11日

 
このときのリリースには、「セゾンキャッシング:7月14日残高より貸し出し金利を実質年率18.0%以下に改定 ※新規・既存残高とも、改定年率を適用。」と記載されていたことで少し話題になりました。というのも、通常、他の貸金業者やキャッシング事業者の大半は、「新規取引から」に適用を限定していたからです。

既存残高への適用
「平成19年7月から既存残高へも改定後の金利を適用」というのは、例えば、もっと前(2007年以前)にセゾンカードでキャッシングをして返済中の方にも途中からの金利変更を適用する、ということです。通常は金利改定日以降に新規でキャッシングをした方から適用する、という対応をする業者が一般的ななか、当時のクレディセゾンの決断はかなり思い切ったものでした。

 
つまり、もし2007年7月以前からキャッシングでの取引があった場合でも、セゾンカードの場合は2007年7月以降には正常な利息制限法範囲内の金利に変更されている可能性が高く、一般的な他のキャッシング事業者と比べると発生している過払い金が少なくなっている可能性があります。

ショッピングでのカード利用は過払い金対象外

これは何度も解説していますが、セゾンカードやUCカードでも過払い金の対象となるのは、キャッシングでの借入だけです。ショッピングなどの買い物でのクレジットカードの利用は、法律上は借金ではなく立替金として処理されるため、利息制限法違反などの問題は発生しません。詳しくはこちらの記事「カードショッピングの過払い金請求」を参考にしてください。

クレディセゾンの過払い金の対応と回収率は?!

クレディセゾンの過払い金請求への対応は、良心的で誠実であることで有名です。はじめは7~8割での和解案が提示されることが一般的ですが、その後の交渉で訴訟をしなくてもほぼ満額に近い回収が可能なケースも多いようです。

訴訟なしでほぼ満額に近い回収が期待できる?

もちろん法律事務所の手腕だったり、過払い金の金額や発生した経緯、取引の分断などの争点の有無、などにもよりますが、特に何も争点がない場合であれば訴訟なしでも、ほぼ期待した金額を回収できる可能性があります。

最近はどのキャッシング義業者も、総量規制の影響などで業績やキャッシュフローに苦しんでいるため、訴訟なしで満額回収に応じてくれる貸金業者はめずらしいです。その意味では非常に良心的な企業だといえると思います。

株式会社クレディセゾンの業績はどうなの?

2013年度決算説明会資料によると、カードショッピング取扱高はイシュアーベースではシェアトップの16.6%を誇り、また2013年度の年間取扱高はなんと39.7兆円にも上ります(出典:経済産業省)

クレディセゾンのカード事業シェア(国内ショッピング取扱高-イシュアベース)

 
また当期純利益も直近決算で320億円としっかり利益が出ています。クレジットカードの会員獲得も、2013年度実績で新規開拓件数177万人、新規発行枚数128万枚と好調です。過払い金損失を見込んで計上する利息返還損失引当金は約147億円、また過払い金請求の発生件数は2014年度で1500件となっています。

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